「西日本の近世から近代における寺院本堂屋根構造の変化と小屋内の材積率と破損の関係
□内容等
近世初期までの寺院の研究は多くの研究が行われ蓄積があるが、近世中期から近代における研究はほとんど進んでいない。本研究に於いては、西日本において、江戸前期から昭和初期までに建てられた寺院本堂の実測調査を行い、平面図、断面図、復原図を作成し、近世中期より近代における時代的な屋根構造の変化を表し、その特徴および変遷を明らかにする。また小屋内の材積率と破損の関係性について解き、建物の耐久度の関係性についても解いていく。